僕のカメラ遍歴 〜第二章〜 後編
前回までのあらすじ。
カメラの手入れ中に思いがけぬミスを犯しセンサーに傷をつけてしまったRiku青年。
カメラを修理に出したものの数週間カメラのない生活を想像し苦悩する。 そんな中通販サイトで見つけた最軽量フルサイズ一眼に心を奪われ、思わずポチってしまう。
カメラを始めて1年半、彼の新たなカメラ生活の幕が切って落とされたのだった。
詳しい内容は前回の記事へどうぞ
ついにフルサイズを手にいれた僕。
この出来事は今までよりさらに僕の写欲を奮い立たせました。
フルサイズというくらいですから写りは今まで使っていたEOS Kiss X7よりもだいぶ異なるようにも感じました。そして物理的にも、大きい。でもその大きさがフルサイズの風格と誇りそのものなんだと確信しました。
僕はしばらく優越感に浸っていました。
撮るものといえば、相変わらずスナップ写真。僕はいつも通り一人で写真を撮り続けました。京都や東京へも一人で行ってはスナップアンドスナップ。
しかし、フルサイズを手にしてから数ヶ月後、僕に同じカメラの趣味を持った彼女ができてしまいます。それから僕は彼女と写真を撮りに出かけることが多くなりました。今思えばフルサイズ一眼のおかげで彼女ができたのかもしれません。か、もしくは、最初からフルサイズ一眼を狙われていたのか…(今は彼女がこのフルサイズを使っています)
彼女ができたことにより、僕の写真はスナップ<彼女といった感じに。暗闇に花が咲いたかのようにフォルダは彼女で埋め尽くされました。人を撮ることに憧れを抱いていたので撮りまくりました。しかも1年以上ぶりにできた彼女。そして、可愛い。撮らないわけがありません。
ですが彼女ばかりを撮っていたばかりではありません。
スナップも今まで以上に力を入れました。フルサイズの写りに翻弄されるように。
また、写真からのつながりはこの頃から徐々に増え、写真を撮る人達とも会う機会が増えました。そしてその人達と話せばあのレンズは使いやすいよ、とか、あのメーカーはいいぞ、などという意見交換をしました。
自分の中でも、ツイッターやインスタグラムで見かける好きな写りや色味を見つけ、どんな機材を使っているのか調べてみたりもしました。
シグマ 35mm F1.4 DG HSM Art キヤノン用 価格:88,370円 |
フルサイズを使い始めて一年がたったころでしょうか。僕は自分の身体に異変が起き始めていることに気づきます。
なんかこの頃、めっちゃ肩が凝る。てか、めっちゃ肩痛い。
フルサイズ一本で撮っていた僕。彼女とお出かけでもスナップでも、6D。
そしてこの1年の間に購入した、SIGMAの35mm F1.4 Art。その頃はこの組み合わせで撮ることが多かったのですがその組み合わせで重さは二つで1345グラム。僕は首から一升のもち米をかけていたのです。そりゃあ肩は凝るし痛くなるのも当然。
僕はこの出来事から身体の負担を軽減するため機材の軽量化を図ることを心に決めました。
その頃僕が気に入っていた色味のスナップ写真を撮る方々がFUJIFILMのミラーレス機を使っていることに気づきます。
そうか、ミラーレス。これなら肩は凝らなそうだ…!
僕はフルサイズからミラーレスへと乗り換えることに決めたのでした。
その中でも価格が割と落ち着いていてシックなデザインが気に入った
FUJIFILM X-T2
価格:169,069円 |
カメラを始めて三年、彼を三代目の相棒に選びました。
続く
次回 僕のカメラ遍歴 〜第三章〜。
お楽しみに。